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【たけしのみんなの家庭の医学】骨の老化予防・骨のサビと活性酸素・高血糖

みんなの家庭の医学 骨

「みんなの家庭の医学」5/17放送「今からでも間に合う!身体を老けさせない5つの新事実SPスペシャル」のうち、「骨を老けさせない新事実」についてのまとめページです。

今回のテーマは次のとおり。
1.骨を老けさせない新事実
2.目を老けさせない新事実
3.健康長寿の秘密(脳・血管・腸内フローラ)

このページは、1.「骨を老けさせない新事実」についてご紹介していきます。骨の老化は、骨折、ひいては寝たきりに繋がってしまいます。骨折の予防としては今まで「カルシウムを摂ればよい」と思われてきましたが、新たに「骨のサビつき」があることもわかってきました。その原因と予防法はどのようなものなのでしょう?

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骨折はカルシウムだけでは予防できない?

骨の老化が進んでしまうと、「つまづいて転ぶ」「立ち上がる時に手をつく」こんな些細なことでも、簡単に「骨折」してしまうことがあります。

「骨折」する場所によっては、ある日突然「寝たきり」になってしまうケースも。事実、「骨折」は寝たきりになる大きな原因と言われているのです。

◆骨の老化の最大の原因「骨粗しょう症」

骨折を引き起こす「骨の老化」の最大の原因は骨粗しょう症。「骨粗しょう症」とは、加齢や偏った食生活の影響で骨がもろくなる病気です。

正常な人の骨の断面図と比べると、「骨粗しょう症」の人の骨の断面図は、骨がスカスカな状態、つまり骨密度が低下した状態なのです。

従来の常識では、カルシウム(乳製品・小魚等)をよく摂り、骨の老化を防ぐことが、寝たきりにならないための何よりの予防法と考えられてきました。

◆骨の老化にさらなる原因が?

ところが、近年それだけでは骨の老化を防げないことが明らかになってきたとのこと。2010年に発表された衝撃的な内容の論文によれば、「骨密度の低下以外にも骨を老化させて骨折を引き起こす原因があることがわかった」のだそうです。

骨を老化させる新原因「骨のサビつき」

「骨密度の低下」以外の骨を老化させる新原因について、東京慈恵医科大学・整形外科学講座准教授・斉藤充先生に伺ったところ、骨を老化させる新原因は骨のサビつきとのこと。

「骨のサビつき」とは、いったいどんなことなのでしょう?しかも「骨のサビつき」は、カルシウムを十分に摂っている人にも起こっている現象とのことなので心配です。

◆骨のサビつき度調査

番組では、普段からカルシウムを良く摂り骨には自信のある60~70代の女性13名を対象に、骨のサビ具合を調べる血液検査と尿検査を実施。血液と尿の中にどれだけ骨のサビ関連物質があるかを調べ、骨のサビつき度をはじき出すという調査です。

その結果、13人中5人が骨のサビつき度が高く骨折の危険性が高いということがわかりました。

◆「サビついた骨」のもろさを実験

サビついた骨はどのくらいもろいのでしょう?番組では、ニワトリの骨を加工し疑似的にサビた骨を再現して実験を行いました。

サビた骨は、見た目はこげ茶色に変色し、まさにサビがついたような色合いです。骨の折れやすさを実験したところ、正常な骨は折れるまで骨にかかる力は約33kg重、サビついた骨は約16kg重の力で折れてしまったのです。

つまり、正常な骨の半分程度の力でサビた骨は折れるという結果に。なぜこのような違いが生まれたかというと、正常な骨はしなることで力に耐えているのに対し、サビた骨はほぼしなることなく、カンタンに折れてしまったから。

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骨のサビの原因1つめ「糖分(高血糖)」

骨が折れやすくなる「骨のサビつき」の原因は何なのでしょう?

斉藤先生によれば、「骨のサビつきの原因の一つは糖分。骨がサビつくとは、骨に「糖分」が付着して、骨の一部が悪玉物質になってしまうこと。すると、骨はもろく、折れやすくなってしまう」のだそうです。

骨は、50%は硬い性質を持つカルシウムなどのミネラル、残りの50%はしなる性質を持つコラーゲンなどのたんぱく質で出来ています。この2種があるからこそ、骨は硬さを保ちながら、必要な時にしなり、衝撃を吸収することができるのです。

しかし、食べ過ぎなど乱れた生活習慣を続けていると、体内に必要以上に糖分が多い高血糖状態が続き、余った糖分が骨のコラーゲンに付着し、一部が悪玉物質に変化。

すると、しなやかだったコラーゲンがカチカチに固くなり、結果、骨密度は十分でも、折れやすくもろい骨になってしまい、いわゆる「骨の糖化」に。

つまり、折れやすいサビた骨を作りだしてしまう大きな原因は、高血糖などで余った糖分が骨に付着し硬くしてしまう「骨の糖化」ということ。

しかし、高血糖よりも、また別の原因によって、骨がサビてしまう人が増加しているとのこと。

骨のサビの原因2つめ「活性酸素」

斉藤先生によると、骨に糖分がついてしまう原因は次の2つ。
(1)高血糖
(2)活性酸素

「活性酸素というと、身体にとって悪いイメージがほとんどだと思う。しかし、通常は身体の中で良い働きをするために活性酸素は存在している」とのこと。

活性酸素は、なんと必ずしも悪者ではないのだそうです。

その活性酸素、どうやってできるのかを斉藤先生が解説。

「息を吸って酸素を取り込むと、酸素は血管の中に取り込まれ、身体の中の隅々の細胞まで運ばれ、エネルギーを生み出す。この時使われた酸素の一部が変化してしまったものが活性酸素」

活性酸素の良い働きは「殺菌作用」。例えば、体内に細菌やウイルスが入ってきたときには活性酸素が攻撃して身体を守ってくれる。

しかし、活性酸素は、一定量を超え、増えすぎてしまうと、悪い働きをし始めてしまう、のだそうです。

活性酸素が増えすぎると?

活性酸素が増えすぎると、今度は逆に身体のあちこちを傷つけるようになってしまいます。

例えば、
・皮膚のコラーゲンを傷つけると、シミ・シワの原因に。
・血管壁を傷つけると、動脈硬化の促進に。

そして、骨のコラーゲンを傷つけると、傷ついたコラーゲンに糖分がくっつきやすくなってしまう。その結果、血糖値が正常でも、骨に糖分がべっとりとくっつき、骨が折れやすくなってしまうということに。

◆活性酸素が増えすぎる理由とは?

中高年以降の人の場合は、生活習慣の乱れ、食生活の乱れといったいわゆる生活習慣病、高血圧や脂質異常症を患ってしまうと、活性酸素が増える傾向にあるとのこと。

活性酸素を減らす方法

番組では、どんな生活習慣がどれだけ活性酸素を増やしてしまうのかを検証することに。

西村さん(65歳女性・仮名)の活性酸素量を計ると、通常300以下が正常のところ、西村さんは396と活性酸素量が多い。骨がさびやすく折れやすくなっているのは活性酸素が原因のよう。

<西村さんの活性酸素を増やす悪い生活習慣>
(1)塩分過多による高血圧予備軍
(2)運動不足

悪い生活習慣を変えることでどれだけ活性酸素は減らせるのでしょう?

今度は、東京都健康長寿医療センター研究所・青柳幸利先生のお話。青柳先生は、様々な病を治すための最適な歩数を見つけ出した運動研究のスペシャリスト。

例えば、

【うつ病】4000歩(うち中強度の活動5分)
【が ん】7000歩(うち中強度の活動15分)

など、病には予防・改善に必要な歩数があることを実証した先生なのです。

青柳先生によると、高血圧と脂質異常症を予防・改善したい場合は、
「1日24時間で8000歩(うち中強度の活動が20分)を目安に歩くのがよい」とのこと。

ということで、西村さんが行った改善法と結果は次のとおり。

<活性酸素を減らす方法>
(1)1日8000歩を目標に歩く
(2)塩分をできるだけ控えた食事に

<1週間の検証結果は?>
1日8000歩のウォーキングと減塩生活を1週間続けたところ、次のような結果に。

・血圧上(正常値140)151⇒137(-14)
・血圧下(正常値 90) 94⇒85(-9)

正常値よりも高めだった血圧は、1週間で見事改善され、正常の範囲にまで低下していました。

・活性酸素量(正常値300)396⇒316(-80)

まだ正常値ではないものの、活性酸素の量はわずか1週間で大幅に減少しています。

たった1週間でこれだけの結果がでるなんて驚き。西村さんには、この調子で活性酸素を減らして、今後も骨を丈夫に保ってほしいですね。

まとめ

従来、骨の老化予防にはカルシウム摂取と考えてきましたが、「骨のサビつき」予防も大切なのですね。

「骨のサビつき」の原因は高血糖と活性酸素ということですから、生活習慣、食生活の乱れを正し、高血糖を予防したり、活性酸素を増やさないような生活を心掛けたいですね。

★次の記事⇒【たけしのみんなの家庭の医学】目の老化・加齢黄斑変性にルテイン

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