【主治医が見つかる診療所】2016.5.23放送は、大人の脳育法「血流アップで脳年齢若返る」として、認知症・うつ病・脳卒中の予防法が紹介されました。各分野の名医ご自身が実践されている様々な脳育法はとても参考になります。
このページでは、番組主治医による認知症を予防する大人の脳育法の中から、お花・お香など「嗅覚刺激の脳育法」、腸内環境を整えて脳を活性化する「腸脳相関による脳育法」などについてご紹介します。
Contents
炭水化物・糖質は認知症の大敵?
「認知症には色々な説があるが」と前置きした上で、脳神経外科医の上山先生は、次のようなお話しをされていました。
認知症は第3の糖尿病と捉えている。
・第1の糖尿病は遺伝的なもの
・第2の糖尿病は生活習慣病
・第3の糖尿病は認知症
そして、大敵は、「炭水化物・糖質」。
上山先生は、「炭水化物・糖質は認知症の大敵と思った方がいい」と考えられているとのことですよ。
そうですかー。
炭水化物・糖質、認知症対策としても、注意した方がよさそうなのですね。
花・お香 嗅覚刺激で認知症予防
認知症研究の第一人者として紹介されたのは、鳥取大学医学部教授・浦上克哉先生(脳神経疾患)。浦上先生は嗅覚に関する脳育法を教えて下さいました。
浦上先生によると、認知症の中でも代表的なアルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症という病気は、物忘れからではなく、嗅覚障害から起こると言われているそうです。
ですので、一番最初に障害が起こる嗅覚、嗅神経に刺激を与えてあげるとよいようですよ。
[important]アルツハイマー型認知症◎最初に現れる症状⇒嗅覚障害[/important]
このような理由から、認知症予防のためには、普段から、お花の香りをかいだりお香を炊くなどして嗅覚神経に刺激を与えておくことが、認知症を予防する脳育になるとのことですよ。
[important]認知症を予防する大人の脳育法◎お花の香りをかぐ。
◎お香を炊く。
↓
・嗅覚に刺激
↓
◎認知症予防[/important]
浦上克哉先生は、認知症に関する著書を多数執筆されているんです。
◆新版 認知症よい対応・わるい対応
正しい理解と効果的な予防
◆アロマの香りが認知症を予防・改善する
浦上先生はアロマと認知症の関係について著書を書かれています。
メディアでも取り上げられたことがあるのでご存じの方も多いかもしれませんね。
アロマいいですよね~♪
一時期ハマりました。
最近は忘れていたので、また取り入れたくなりました。
腸内環境を整えて脳を活性化
消化器内科の森一博先生は、脳育と腸内環境との関連についてお話しされました。
森先生は、「篠浦先生の場合は、色々な食物繊維をたっぷり摂られているのが、すごく大事で、よかった。なぜなら、腸の活性が良くなるから」とコメントされていました。
森先生によると、「腸を良くすると脳も良くなっていくということが、ここ10年位前から分かってきた。これを「腸脳相関」という言葉で表しているが、腸の中から出る物質が脳の方に染み渡っていって脳を活性化するということがだんだんわかってきた」ということです。
[important]大人の脳育法◎腸内環境を整える⇒脳が活性化[/important]
・野菜
・海藻
・果物
<発酵食品>
・ヨーグルト
・納豆
腸内環境を整えるために、普段から食物繊維や発酵食品を積極的に摂るよう心掛けたいものですね。
日常生活でできる体幹トレーニング
漢方・丁医師が、認知症を予防する体幹を鍛える運動について、コメントされました。
丁先生によれば、体幹を鍛える運動は色々あるそうです。
◆歌を歌って体幹トレーニング
大きな声で歌を歌うだけでも体幹は鍛えられる。歌は、自分の好きな歌、懐メロでもなんでもいい。できれば、大声で仲間と歌う、これだけでも認知症予防になるということ。
◆お腹をへこませて歩く
外出する時に、お腹をへこませながら、大股で歩くことを意識するだけでも、簡単に体幹を鍛えることができるとのこと。
まとめ
さすがに「主治医が見つかる診療所」。名医の先生方の豊富な知識が一挙に得られますね。
一つのテーマに関して、様々な角度からのコメント、一般人である私にはとてもありがたいと思いました。
認知症は私にとって一番の恐怖なんです(^^;
というわけで、自分にできることから徐々に取り入れていきたいと思います。
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